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Vol.17 内視鏡検査とは? 第1回(全3回)
監修/伊藤慎芳先生
内視鏡検査についてご説明しましょう(1)


~内視鏡検査にはどのようなものがありますか?~
内視鏡検査は検査する部位により、種類が分かれます。胃を中心に見る場合は「胃内視鏡」と呼びますが、食道、胃、十二指腸はまとめて上部消化管と呼ばれますので、上部消化管全体を観察する場合は「上部消化管内視鏡」となります。

折角の検査なので、胃だけを観察するよりも、食道、胃、十二指腸を含めて観察することが一般的です。なお通常は口から内視鏡を挿入し観察しますが、最近は、鼻腔から入れられる細い内視鏡もあります。

これについては次の「鼻から入れる内視鏡」の説明をご覧ください。大腸を調べる場合は、肛門から挿入して、直腸を含む大腸全体の検査を「大腸内視鏡」にて行います。なおこの検査を、上部と対比して、「下部消化管内視鏡」と呼ぶ場合もあります。

さらに、胆嚢、胆管、膵管を調べる「ERCP(内視鏡的胆管膵管造影)」という検査と、内視鏡の先端に超音波装置を装着し、あるいは、内視鏡のチャンネルに細い超音波の装置を通して、消化器の超音波検査を行う「超音波内視鏡検査」については、それぞれの説明をご覧ください。

「腹腔鏡」「胸腔鏡」という内視鏡もありますが、これはそれぞれ腹部や胸部を覗く内視鏡で、最近は治療目的に応用されて使われることが多くなっており、腹腔鏡下手術の説明をご覧ください。 消化器以外では、婦人科で行う「子宮鏡」、泌尿器科で行なう「膀胱鏡」、気管支を調べる「気管支鏡検査」があります。このほか、関節、血管の中などにも内視鏡が広く応用されるようになっています。

~内視鏡を口から飲まずに、「鼻から入れる内視鏡」があると聞きましたが、本当ですか?~
本当です。通常は、細い内視鏡を口から入れて、食道の入り口まで誘導し、患者さまに内視鏡を飲み込むようにしていただき、さらに食道へ挿入します。ところが、最近の内視鏡機器の進歩で、太さが直径6mm程度の内視鏡が実用化されたため、鼻腔に入れられる機種が登場するようになりました。

細いことで画質や操作性に多少の制約はあるものの、通常の検診などには実用上は支障ないレベルの内視鏡です。問題点としては、鼻を局所麻酔しますが、鼻腔が狭い方では痛かったり、鼻血を出すことがあります。長所としては、検査中の吐き気がやや軽減することが期待されています。

検診の目的で行う場合は、患者さまにどちらがよいかを決めていただくことができます。ただし、治療処置を伴う内視鏡検査の場合は、細すぎる内視鏡では難しいことが多いため、通常通り口から内視鏡を挿入して行います。

  口腔から挿入 鼻腔から挿入

長所
内視鏡検査、処置全般に対応可能
鼻の通りが悪くても可能
嘔吐反射が少なくなる
口の違和感がない
×
短所
口の中で嘔吐反射を誘発しやすい
マウスピースをくわえる必要あり
通常の内視鏡は鼻腔に挿入不能
鼻の痛みや鼻出血がおこることがある

内視鏡検査とは?
第1回
第2回
第3回
内視鏡検査についてご説明しましょう(1)
内視鏡検査についてご説明しましょう(2)
伊藤慎芳先生プロフィール

伊藤 慎芳(いとう まさよし)先生プロフィール
伊藤 慎芳(いとう まさよし) 伊藤 慎芳(いとう まさよし)
医療法人社団あんしん会
四谷メディカルキューブ 内視鏡センター長
医学博士
日本内科学会認定内科専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会認定指導医
日本肝臓病学会肝臓専門医
【略歴】
東北大学医学部卒業
関東逓信病院にて研修
アムステルダム医療センターにて研修
NTT東日本関東病院消化器内科医長
NTT東日本伊豆病院内科部長

【所属学会等】
日本消化器内視鏡学会(関東地方会評議員)
日本消化器病学会(関東支部評議員)
日本内科学会、日本内科専門医会、日本膵臓学会
日本肝臓学会、日本医学放射線学会、日本超音波学会
日本ヘリコバクター学会、日本バイオレオロジー学会

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