セコム・メディカルクラブ SECOM
セコム株式会社
セコム・メディカルクラブの目的ご利用規約ご利用Q&AHOME
生活習慣チェックほっと健康ライン医療情報サテライトサービス一覧
医療情報サテライト
Vol.10 気胸と内視鏡手術について 第1回(全2回)
監修/黒川良望先生
気胸とはどのような病気なのでしょうか?
~始めに~
最近、肺に突然穴があき、呼吸が苦しくなる気胸という病気の患者さんが増えています。この病気の特徴を知り、最新の治療法である内視鏡手術について理解を深めましょう。

~気胸とは~
肺は、気管を通して吸い込まれた新鮮な空気を溜めておく臓器です。肺の中では、この空気中の酸素を血液に送って、かわりに血液中の二酸化炭素を受け取り、外に吐き出すという、とても重要な仕事が行われています。酸素と二酸化炭素を交換するためには、肺の中で空気と血液が触れ合う必要があります。
肺の中には、肺胞という風船のような膜状の袋が無数にあり、この中に空気が溜められます。肺胞の膜の外側には毛細血管が走っていて、この膜を境に空気と血液が触れ合っています。
吸った空気の通り道である気管支の壁や、肺全体を包んでいる胸膜に弱い部分があると破裂(パンク)することがあります。穴が開くわけですから、そこから吸い込んだ空気が漏れてしまいます。漏れた空気は、肺が収まっている胸腔という部屋にたまり、圧力の関係で肺は小さく押しつぶされてしまいます。
このように、肺が突然パンクし、収縮してしまう状態を気胸と呼んでいます。パンクは、肺の上側の先端部に起こりやすく、症状としては、突然の激しい胸の痛み、せき、呼吸困難などが起こります。

~年齢、性別など、この病気にかかりやすいタイプは~
傾向としては、痩せ型で背の高い、若い男性に多い病気です。しかし、女性が気胸にかからないというわけではありません。
女性の場合は、女性特有の気胸があります。たとえば、月経随伴性気胸は、何らかの原因で横隔膜、肺胞に入り込んだ子宮内膜細胞が月経時に剥脱し、月経開始前後に気胸を起こす病気です。


気胸と内視鏡手術について
第1回
第2回
気胸とはどのような病気なのでしょうか?
その原因と検査、治療法は?
黒川良望先生プロフィール

黒川 良望(くろかわ よしもち)先生プロフィール
黒川 良望(くろかわ よしもち)
東北大学先進医工学研究機構教授
医療法人社団あんしん会
四谷メディカルキューブ(非常勤)
医学博士
日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会認定医
日本内視鏡外科学会技術認定医
日本レーザー医学会指導医

【所属学会等】
 日本内視鏡外科学会(理事・評議員)
 日本腹部救急学会(評議員)
 日本コンピューター外科学会(理事)
 日本レーザー医学会(幹事・評議員・編集委員)
 日本気胸学会(評議員)
 日本臨床スポーツ医学会(評議員)

【略歴】
 1980年(S55) 東北大学医学部卒業
 1991年(H3) 米国カンザスシティでAdvanced Laparoscopic Surgeryのトレーニングコースを
修了
 1993年(H5) カリフォルニアで胸腔鏡とレーザーを用いた肺気腫の外科手術を学ぶ
 2004年(H16) 東北大学先進医工学研究機構教授
  現在まで腹腔鏡手術1300例。胸腔鏡手術350例を実施。


Copyright 2003-2009 (C)SECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. リンクセキュリティ/プライバシーポリシー